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紳一郎流
ゴルフ・プレー
あなたに贈るお話の本
ニコラス・グリーンジャケット作
あき よしこ訳
ステファン・マックケルヴァイ画
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これは、比類なきゴルファー
安田紳一郎のために
特別に書かれた本です。
2002年6月15日 |
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ゴルフは18世紀の初めにスコットランドで
生まれた競技であることは、よく知られています。
ささやかに始まったこの競技は、その後
世界中に広まり、今や人気スポーツとなっています。
ボビー・ジョーンズのような
伝説的なスタープレーヤーも生まれました。
そして日本でも、国内のツアーにあきたらず、
海外のメジャー大会を目指すプロが増えています。
ゴルフは世界中で、さまざまな形で
プレーされているのです。
紳ちゃん流ゴルフもそのうちのひとつです。 |
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紳ちゃんは、
石山さんや悟くんやセンちゃんたちと
お気に入りのスカイカントリークラブに
よくでかけます。
ここで安全なのは、
フェアウェイの真ん中だけ。
そのほかの場所では、
虫も木も鳥もモグラでさえ みんな死の危機に
さらされてしまうのです! |
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他人のうわさとは裏腹に、
紳ちゃんはケチるということがありません。
子供の教育費、家のローンなど
あまりたいしたことのないところに
少し細かいところがあるかもしれませんが・・・・・・
ゴルフのこととなると話は違います。 |
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紳ちゃんは以前、
「ゴルフは勝つためにする競技だ」 と教わりました。
それ以来、いつも賭けて
プレーすることにしています。
スウィングは
チャーシューメンのリズムで打つことや
ゴルフボールはけっして水には浮かないことなども、
紳ちゃんは何年もかけて、体得したのです。 |
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紳ちゃんの生活の中で
ゴルフがいちばん大事というわけではありません。
彼は何を優先させるべきか、
物事のバランスをどうとるかを心得ています。
かつて紳ちゃんが
嵐の中で全コースを回ったという事実はありません。
彼が17ホール回ったところで、
ゴルフ場がクローズになってしまっただけなのです。 |
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ゴルファーは誰でも、パーフェクト・ラウンドを
夢見ています。
ティーグラウンドから フェアウェイの真ん中に飛ばし、
グリーンをねらって正確に打ち、
パットはカップの中心へ・・・・・・
こんなシンプルで謙虚なものです。
自分の年齢だけ打つことを、
究極の目標にしている人もいます。
紳ちゃんが32を打つのはたやすいことです。
問題は、最初の数ホールでその目的が
達成できてしまうことなのです。 |
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ゴルフの名手といわれる人は、いかなる場合にも、
各種のショットで対応できます。
例えば、フェード、ドロー、パンチ・ショット、
ランニング・アプローチ、というように。
紳ちゃんも多彩なショット・・・・・・例えば
チョロ、テンプラ、ドスライス、ドフックなどを
繰り出します。
彼の持つ最高のショットは、
石山さんと悟くんとセンちゃん命名の
”まぼろしの一撃” です。 |
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以前、ゴルフにハンディキャップ・システムが
導入されました。
これはゴルフの腕前に差がある人同士でも
一緒に競えるように考えられたものです。
プレー最後の20ラウンドのうち
成績のよい10ラウンドをとり、
その人のハンディを計算するのです。
紳ちゃんにとって、
このシステムは大きな欠点があります。
彼は数える価値のある10ラウンドを
回ったことがないのです!? |
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紳ちゃんがゴルフをする理由のひとつは、
運動のためです。
ほかの運動はどれも紳ちゃんには不向きでした。
泳ごうとすれば体が浮かず、
テニスをやれあネットにボールの行く手を阻まれ、
さっさと切り上げたのは、よかったのですが、
彼はホトホト疲れてしまいました。
紳ちゃんのようにほどよく鍛えられた肉体の持ち主
には、ゴルフはぴったりの運動だったのです。 |
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ゴルフのラウンドを回りおえると、いつも紳ちゃんは、
石山さんや悟くんやセンちゃんと
『19番ホール』 に現れます。
そこでその日のショットについて話し合ったり、
次の日程を決めたりするのです。
おなじみのシーンではありますが、
紳ちゃんは仲間と一杯ひっかけます。
それから、いかに今日はついていなかったか、
あそこにバンカーがなかったら、
あのショットさえうまく打っていればと
いつものことをあれこれ話し合い
賭けの借金を、作り笑顔で払います。 |
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ゴルフの腕はたいしたことがないのですが、
紳ちゃんはときに素晴らしいショットを
繰り出します。
以前、ディープ・バンカーから打ったショットが
奇蹟的にチップインしたことは、
いまだにみんなの語り草になっています。
手の5番を使ったって、
あんなショットは打てないですよね!? |
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紳ちゃんは友だちも、
ゴルフも大好きだからこそ、プレーするのです。
みんなで出かけて、自然の中で
緊張から解放されるチャンスでもあります。
紳ちゃんは
こんなことを言ったことがありました。
「ゴルフボールを打つたびに、
ストレスが解消されてゆくんだよ」
事実、ゴルフをするたびに、
本当にたくさんのストレスが解消されるのです。 |
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紳ちゃんはいつか
自分のゴルフの本を書くことを夢見ています。
『3歩前進2歩後退
−紳ちゃんのゴルフ人生辛抱だ』
『ゴルフにおける能書きとスコアの相関関係
−紳ちゃん著』
『紳ちゃんの
19番ホールの楽しみ方』 |
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紳ちゃんは何年間も
自分のゴルフに挫折感を味わってきたにも関わらず、
いまだにゴルフを続けている、
その根性は見上げたものです。
彼は我を忘れて
1日中、原野や森林を走り回るのです。
だからこそ
賭けに負けたときの支払いが
きれいなことはさておき、
紳ちゃんはかけがえのないゴルフ仲間なのです。 |
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ゴルフは、安田紳一郎にとって まさにチャレンジなのです。
石山さんや悟くんやセンちゃんが紳ちゃんに
どうしてゴルフをするのか問いかけます。
その答は明白です。
ティーショットがうなりをあげて、飛んでいく瞬間。
アイアンショットがピンにからんでいく瞬間。
ロングパットがラインどうりに
カップに吸い込まれていく瞬間・・・・・・
紳ちゃんにとってそんなありふれた出来事はともかく、
ロングホールでセカンドショットが直接カップインするような
奇跡の主人公になる為にゴルフを続けているのです。 |
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安田 紳一郎 さま
自分流ゴルフを楽しんでください。
スコアが悪いからといって、
その日を棒にふるようなことがないように。
ゴルフをボウリングと同じように考えたら
いいと思います。
スコアが高いほどいいんだってくらいに・・・・・・
2002年6月15日
亜矢より |
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ゴルフの腕ますますあげてるね!
今度は私にも教えてね。
亜矢より
2002年6月15日 |